顎関節症
最近、口を大きく開けると音がなったり、お口が開けにくい、
お口を開けると痛む、というような症状はありませんか?
これらの症状が気になりだしたら、顎関節症というあごの関節や、あごを動かす筋肉の病気かもしれません。
これらの症状を放置いたしますと、口を開くことができなくなったり、さまざまな問題を引き起こします。
症状が思い当たる方は、早めに歯科医院で検査する事をおすすめします。
顎関節症 セルフマネージメント
一般的な注意
- 関節や筋肉を冷やさないようにしてください。
- 歯の食いしばりを必要とするような動作は避けてください。
- たとえ、調子のいい時でも急に顎を動かす動作は避けてください。
- あくびをするときには大きく口を開けずにすむようにしてください。
- 関節や筋肉が疲労するので長時間の会話や、大きな口を開けて笑う動作は避けてください。
- 正しい姿勢を心がけるようにしてください。
- 電話を肩と首ではさんで仕事するのはやめましょう。
- 頬杖をつくのはやめましょう。
- つめ、鉛筆、パイプなどを噛むのはやめましょう。
また、管楽器の演奏も症状が出ているときは避けてください。 - 緊張の持続は、無意識のうちに全身の筋緊張を招き、あごの筋肉も緊張します。
時折、緊張を開放することが必要です。
食事での注意
- 咀嚼するのに噛み締める必要のある硬い食品はさけて、関節や筋肉に余計な負担をかけないようにしてください。
- 食物を咀嚼するときはなるべく両側の奥歯を使ってください。
- 長時間にわたってガムを噛んだり、噛み締めるのはやめましょう。
寝るときの注意
- うつ伏せで寝ると、関節や筋肉を圧迫して痛みが出やすくなるので、なるべく仰向けで寝るように習慣づけましょう。
スポーツについての注意食事での注意
- 全体的な運動は血流の循環が改善され、筋緊張をほぐしてくれます。
ただし、激しい運動や強い噛み締めが必要なものは避けてください。 - 寒いところで行うスポーツの場合、寒さで痛みが強くなる恐れがあります。
- 格闘技など顎に打撃が生じやすいスポーツも避けてください。
- スキューバダイビングは比較的長時間マウスピースを噛み締め、また関節や筋を冷やす可能性があるため、症状が出ている場合は避けてください。